シリコーンゴムの特性

あらゆる用途に対応するシリコーンゴム

技術革新が進む現代社会において、電子・情報・通信などのエレクトロニクスや自動車産業、家電産業において、シリコーンゴムはますます需要が増えています。

こちらでは、こうしたさまざまな用途に対応するシリコーンゴムの優れた特性と用途をご紹介します。

シリコーンゴムの特性

特性1.耐熱性

シリコーンゴムは有機ゴムに比べて優れた耐熱性を持っています。150℃の高熱下でも変質を起こさず、半永久的に使用可能。さらに、200℃でも10,000時間の連続使用に耐えることができます。こうした耐熱性シリコーンゴムは、高温環境での使用に最適なゴム素材です。

特性2.耐寒性

熱だけでなく、寒さにも強いのがシリコーンゴム。一般的なゴムの脆化点(※)は-20~30℃ですが、シリコーンゴムの脆化点は-60~70℃と圧倒的な耐寒性を持ちます。極寒の環境下においてもゴムとしての弾性を失うことなく、高い性能を維持し続けます。 ※脆化点(ぜいかてん)…柔軟性・弾性を失い、もろく壊れやすくなる温度

特性3.耐オゾン性・耐候性

一般的なゴムは、コロナ放電(※)で発生するオゾンによって、急速に劣化が進みます。しかし、シリコーンゴムはオゾンの影響をほとんど受けません。また紫外線や風雨にも強く、長期にわたって高い性能を維持します。※コロナ放電…2つの導体の間で局所的に高電圧が生じることで起きる放電現象

特性4.耐水性

シリコーンゴムは、耐水性にも優れます。冷水・温水・熱湯、いずれの温度の水に長時間浸しても、吸水率はわずか1%程度。性質にほとんど影響をおよぼしません。また、スチームに対しても優れた耐久性を発揮し、劣化はほぼ起きません。

特性5.安全性

シリコーンゴムは生理的不活性(※)の性質を持つ物質。生体に触れても、体組織に対する反応が少なく、安全性の高さが実証されています。そのため、乳幼児が口にくわえる哺乳瓶用乳首や、特に清潔性が求められる医療用ゴム栓などにも問題なく使用できます。※生理的不活性……物質が生体の特定の機能に対し、作用しないこと

その他の優れた特性

これらの特徴のほか、耐油性・耐溶剤性・耐薬品性、熱伝導性、難燃性などの性能が高いこと、また透明性・着色性がよく加工やデザイニングにも適していることが特長です。

シリコーンゴムの用途

シリコーンゴムは以下のようなさまざまな用途に用いられています。

産業・製品 用途
一般産業 工業用Oリング、パッキン、プラスチック添加剤、ガラス繊維処理剤ほか
電子/電気 放熱パッド・シート、キーボード、キーキャップ、電子部品絶縁コーティング(チューブ)ほか
建築 建築用撥水剤、シーリング材、各種防水シーラント、目地シールほか
日用品/医療 哺乳瓶用乳首、おしゃぶり、医療機器用部品、シャンプー・リンス、ファンデーションほか
その他 食品包装、各種チューブなど
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